ぷくぷく ぷくぷく 小さな珠が 廻ってる。
その中を見つめれば 何重にも 反射した 不思議な世界が広がっている。
満ちる海と月と
(第三話)
「まとめると、サソリ君は忍者の沢山いる世界からやってきて、しかも体が人間になってしまい、さらに若返ってしまった………と」
「ああ」
衝撃発言の後、色々と(それはもう色々と!)訳の分からない話を長々としてくれました。(聞きたくないグロイ話まで…)
そこで分かったのは、この子が“サソリ”と言う名前だということと、異世界(私の住んでいる世界に)何故か来てしまったということ。(素敵なオプション付きで)
まさに非現実。漫画の中でしか起こらないようなことが目の前で起こっちゃいました。
しかもこの子の方が被害者なのに(私も有る意味被害者だけど)ケロッとしてますよ。
(あれ?さっきまで君、緊張してましたよね?)
一連の話をするために向き合うような形で私の膝の上に乗っているサソリ君は、話疲れたのか ぽすんと私の胸に頭を預けてきました。
(てか、何で私の膝の上で話すのさ…)(可愛いからいいけど)
一生懸命話をしてくれたのに、大変申し訳ないんだけれど、私の頭の中には話の内容なんてほんの少ししか入っていない。
だって、話している最中もサソリ君の可愛さ度はアップアップで、私は話そっちのけで
彼の顔・仕草に神経を集中させていたんだもん。
その可愛さを一瞬たりとも見逃さないように、桃色の頭をフル活動させました。(ああ、頭がフラフラする)
「?」
キョトンと首を傾げて上目遣いで(私を)見つめてくる。
行き成り黙ってしまった私を心配するように、じっと私の顔を見ています。
ややややや、止めてーーーー!!(これ以上私にどうしろと!?)
忘れていたけど まだ上半身裸ですから!! 服着て! 服着てッ!! …………いや、着なくてもいいけど………。(あ 本心が)
あああああ、でもッ。でもでも、着てくれないとヤバイっていうか、私は貴方を抱えたままっていうか………!(激しく混乱中)
ああ…うん……だからね、可愛く私の首に手を回さないでくれるかなー?(目のやり場に困る…)
「さ、サソリ君」
「なんだよ」
「服、そろそろ服着ようか?」
そう言うと、サソリ君は口元を上げて
「ンだよ。照れてんのか」
めちゃくちゃ甘々フェイスなのに、ワイルドなこの口調。
じっと見つめられると照れてしまう。(最初からデロデロだけど、もっとね)
頬を撫でたり、首筋に顔をくっつけてきたり胸キュンな動作をしながら
しかっりと胸まで揉んでくるから、本当はこの子の方が年上だった事を実感させられる。
(本当は何歳だったんだろ?)
『若返ったって事は、今から第二の人生を歩むのかなあ』なんて呑気に考えていたら
彼の手の動きが 更に複雑になった。(え、ちょ、待って!)
「何考えてる…」
「んッ…………」
口から漏れる声と、荒くなる息。
自分の口から発せられた声に驚いて、段々と染まっていく頬。
(何考えてるって、私の頭の中はいつも貴方のことでいっぱいですから!)
こんなのまだまだ序の口なんだろう。とても楽しそうに私の体を弄る彼の顔を見たら、安易にその事が理解できた。
で、でも私はこんな行為した事ないから(健全な女子高生ですから!)どうしたらいいのか分からずに、されるがままの状態でして。
時々彼の口から漏れる小さな笑い声に反応して、益々頬が赤くなる。
は、恥ずかしい………。年下に(本当は年上だけど)いいようにされている私って………。
嗚呼。しかも最初は私が主導権を持っていたはずなのに、いつの間にか取られちゃったし。(きっと私がメロメロになってる時だな)
「これくらいで許してやるよ」
「あ……ありがとうゴザイマス」
やっと開放してくれた時にはもう、私はもうクタクタでした……。
って言うか、何で私は許してもらってるわけ?
被害者・私。加害者・サソリ君だよね。
ここは一言言っておかないと。うん。
「あのねーサソリ君。さっきの………」
「あ。俺、ここに住むから」
「そうここに住むから……………って ええーーーーーーーー!!!」
「駄目なのかよ」
「駄目じゃないけどッ!」
私は少し乱れた服を直してから、(その間サソリ君は私の首に捕まってた)
サソリ君に元の服を着せた。(ちょっとくすぐったそうにしてた)
「拒否権は?」
「ない」
「ですよねーー……」
一人暮らし中なので、別に困ることはないけど。
むしろサソリ君が危険!? 否、私が危険か?
「じゃあ、いいだろ?」
さっきとは逆の方向に首を傾けてお願いしてくる。
そんなことされたら、私の返事は決まっていて………。
「もちろん!!」
本当に私って単純だなあと思う。
でも、まあ。これは私への神様からのプレゼントだと思い、これからの生活を精一杯楽しもう。
心と、目の保養ですよね!! ねッ?
人間版 美少年育成 が出来るようなもんだし。
「。腹減った」
「はーーい♪」
難しいことはまた今度考えて、今は彼に尽くすとしましょう。
楽しい 楽しい 生活の始まり。
弾ける 世界と 新しい 世界
to be continued later...
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主人公ちょっと(だいぶ)思考が可笑しいのであしからず。(ショ●●●?)
retouch :06/11/07